メドレーは6月2日、Facebook Messengerを利用した対話形式で、症状から関連性の高い病気や対応する病院を探せる「症状チェッカーbot」を公開した。
同社は、現職医師約300人の協力のもと、さまざまな病気や薬に関する情報をまとめたオンライン病気事典「MEDLEY」を運営している。1400以上の疾患についての詳細な解説記事やQ&A、約3万の医薬品情報や最新の医学研究を紹介する「MEDLEYニュース」、症状や年齢・性別から関連性のある病気を絞り込む症状チェッカーなどを提供している。
新たに提供する症状チェッカーbotは、MEDLEYの症状チェッカーシステムを活用。「めまいがする」などの自然文を入力することで、「ほかにこのような症状がなかったか」「めまいの様子はどのようなものか」など、病気を絞り込むための質問をボット(自動対話プログラム)が返す。いくつかの質問に回答することで、MEDLEYに登録されている1400以上の病気の中から、関連性の高いものを表示する。
また、各病気の「この病気について知りたい」「関連病院/クリニックを探す」といった機能を利用することで、MEDLEYのサイトで、病気についての詳しい情報を調べたり、対応する近隣の医療機関を探したりできる。
症状チェッカーは、社内の医師、エンジニア、統計科学者が共同開発した、症状や年齢・性別から関連性の高い病気を絞り込む独自アルゴリズムを搭載している。医師の問診プロセスを参考に、それぞれの症状について「様子はどのようなものか」「最初に症状が出始めてからどのくらいの時間が経ったか」といった選択式の質問が設定されている。さらに、年齢・性別・季節に応じた病気の発症リスクをデータ化し、症状と掛け合わせることで、精度の高い病気検索が可能だという。
症状チェッカーbotを利用するには、URLから直接アクセスするか、専用Facebookページの「メッセージ」ボタンからメッセージ送信画面を起動する。Facebook Messengerアプリを使う場合は、「友達」タブより「コードをスキャン」を選択し、専用スキャンコードをスキャンする。
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