クリニカル・プラットフォームとメドレーは2月17日、クラウド電子カルテ「Clipla(クリプラ)」において、オンライン病気事典「MEDLEY」のデータ活用が開始されたと発表した。
Cliplaは、ブラウザだけで利用できる診療所向けクラウド電子カルテ。医療現場で活躍しているアドバイザーによる監修のもと、直感的に操作できるシンプルなユーザーインターフェースを実現している。
患部の状態をスマートフォンで撮影し、直接カルテに保存できる「スマホアップロード」機能や、患者が所有するPCやスマートフォンから診察予約ができる「Webチェックイン」機能などを搭載。また、診療報酬請求に必要なレセプトソフトは日本医師会が提供する「ORCA」と連携しており、会計業務の効率化に貢献するという。
MEDLEYは、約300人の協力医師による監修のもと、1400以上の疾患や約2万の医療用医薬品に関する詳細情報を掲載しているオンライン病気事典。協力医師が共同編纂することで、常に最新かつ正確な情報が保たれていることが特徴だ。患者とその家族を、医療サービスを提供する医師・医療機関などと繋ぎ、「納得できる医療」の実現を目指すとしている。
今回発表されたデータ活用では、医療者がCliplaに傷病名を入力すると、MEDLEYの該当する傷病ページへのリンクが自動的に生成され、リンクをクリックすることで傷病に関する情報が表示される機能が追加された。
Cliplaを使用する医療者は、表示されたMEDLEYのページを利用することで、限られた診療時間中に傷病に関する効果的な説明ができるという。また、ページを印刷して患者に渡すことで、患者が診療後でも自分の傷病に関する理解を深められるとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス