メドレーは2月8日、オンラインで予約から診療、会計、アフターフォローまでできるオンライン通院システム「CLINICS」を開発し、登録医療機関の一般募集を開始すると発表した。
CLINICSは、ビデオ診察、オンライン問診、診察後または予約料のクレジット決済、診察予約の24時間受付、患者の自宅への薬や処方箋の配送前に、薬の解説を送付することなどが可能になる医療機関向けシステム。
同社によると、2015年8月10日に厚生労働省が発表した「患者側の要請に基づき患者側の利点を勘案した上で直接の対面診療と組み合わせて行う限り差し支えない」という「遠隔診療」への見解を受け、医療界ではインターネットを活用した新たな医療の可能性に関心が高まっているという。
しかし、ビデオ通話のシステムや診療費の決済システムを、個々の医療機関が負担して導入しなければならず、実際に遠隔診療を導入している医療機関はまだ少数に留まっているそうだ。そこで、予約から診療、会計、アフターフォローまでをオンラインで実現するために、CLINICSを開発したのだという。
メドレーでは、CLINICSの提供に際して、科学的かつ医学的に慎重な判断ができる医師・医療機関を募集するとともに、複数医師、複数弁護士、その他有識者による倫理委員会を設け、医療機関への客観的な提言などをしていくという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」