NHN comicoは5月25日、スマートフォン向けの縦読み漫画アプリ「comico」のタイ進出を記念したイベントをバンコクで開催した。この前日となる5月24日に、2月にバンコクに出店したばかりのアニメイトを訪れる機会を得たので店内の模様を紹介したい。
バンコク店は、アニメイト、KADOKAWA、講談社、集英社、小学館の5社が、日本のマンガ・アニメの宣伝拠点に、また海賊版の撲滅を目的に設立したジャパンマンガアライアンス(JMA)のアジア展開第1号となる店舗だ。バンコクの中心街にある大型ショッピングセンター「MBK」にオープンした。タイの人々に日本の“本物”の漫画やアニメ関連作品を手に取って楽しんでもらいたいという思いが込められているという。
店長は、新宿店、郡山店で独特の魅力を発揮していた大谷氏。バンコク店のスタッフは、大谷氏以外は全員タイ人だ。2月のオープン前に、Facebookでスタッフを募集したところ応募が殺到。800人もの中から面接で現在のメンバーを選んだのだという。「タイ人のスタッフはマネジメントが大変だと聞いていたが、皆いい子たちばかりでホッとしている」(大谷氏)。
商品の約半数は日本から輸入したもので、残りの半数は、現地の出版社によって翻訳された日本のコミックや、タイ人作家の漫画となっている。日本の商品は関税などにより価格も高く日本語のため、やはりタイ語の商品の方が売れ行きはいいが、言語に依存しない「日本の画集などはものすごく売れる」(大谷氏)という。日本のアニメイトでは女性客と男性客は同じくらいだが、タイでは男性客の方が圧倒的に多いという。
店内に足を踏み入れると、コミックやフィギュア、CDなどがずらりと並ぶ。まさに日本のアニメイトで見慣れた光景で、一瞬タイにいることを忘れてしまうほどだ。ここからは店内の様子を写真で紹介するとともに、同店での人気作品を紹介しよう。
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