さてBlackBerry Privを買うユーザーの多くが期待しているのがスライド式のキーボードだろう。今やQWERTYキーボードを備えたスマートフォンは海外でもほとんど発売されていない。ポケットから片手で取り出し、そのまま即座にメールが打てるという過去のBlackBerry端末のキーボードは、「それぞれのキーが指に吸い付く」とまで言われるほど、押しやすさには定評があった。
今でも海外でBlackBerry利用者が多いのは、画面をタッチするソフトキーボードよりもBlackBerryの物理キーボードがやめられないからだ。
BlackBerry PrivのキーボードはPCと同じQWERTY配列。10個のキーボードが3列と、最下段にシフトやスペースキーが並ぶ。日本語表示などはなく英語表記のままだ。また数字キーは最上段にはなく、記号入力も含めALTキーとアルファベットキーを同時に押して入力する。
いずれにせよQWERTYキーボードを使う際、日本語入力はローマ字入力になるだろうから、おのずと両手を使って入力する。電車の中で立ちながらの入力はやや困難だが、座ってしまえばむしろ快適に打てるだろう。
とはいえ狭いスペースにこれだけのキーを搭載したため、キーのサイズは小ささを感じる。クリック感もあるものの、これまでのBlackBerry端末と比べるとやや物足りなさを感じるかもしれない。しかしBlackBerry Privが初めてのQWERTYキーボード端末であれば、ソフトキー入力ではちょっと疲れてしまう、かなり長い文章の入力も楽に行えそうだ。このあたり、キーボードの操作感は個人差も大きいので、購入する前には家電量販店のSIMフリー機コーナーなどでじっくりとキーボードを試してみるのがいいだろう。
なおキーボードはウェブブラウザを開いている時などに、キーボードの表面全体がタッチパネルとなり、画面のスクロール操作などを行える。
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