カリフォルニア州ハーフムーンベイ発--BlackBerryの最高経営責任者(CEO)を務めるJohn Chen氏が同社のスマートフォン事業の回復に期限を設けた。
Chen氏は米国時間10月8日、当地開催の「Code Mobile」カンファレンスで講演し、BlackBerryのハードウェア事業は2016年に利益を出す必要があると述べた。「それが実現されない場合、同事業をどうするか熟慮しなければならない」(同氏)
BlackBerryは不振のスマートフォン事業を早急に回復させる必要があるが、Chen氏のコメントによって、それに期限が設けられた。同社のハードウェア事業が黒字化を達成できなかった場合、BlackBerryスマートフォンの開発が終了する可能性もある。
BlackBerryは9月の決算発表で、スマートフォン販売の不振が続いていることを報告したが、Chen氏のコメントはそれに続くものだ。2016会計年度第2四半期のBlackBerryの販売台数はわずか80万台だった。これは前年同期の3分の1だ。Chen氏は決算発表時、スマートフォン事業の業績に失望していることを認めた。
同社はGoogleのソフトウェアとBlackBerry初の「Android」スマートフォン「Priv」に期待をかける。Privはスライドアウト式の物理キーボードを備えたタッチスクリーンスマートフォンで、製品名は「privilege」(特権)と「privacy」(プライバシー)を意味するという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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