KDDIは5月31日、2016年夏モデルとなる新製品7機種を発表した。スマートフォン4機種、タブレット端末1機種、フィーチャーフォン1機種、データ通信端末1機種をラインアップした。すでに発表済みの「Galaxy S7 edge」「Xperia X Performance」、そして「TORQUE」の新色を加えると全10機種。なお、NTTドコモは5月11日に夏モデル7機種を発表している。
夏モデルのスマートフォンは、LGエレクトロニクス製「Qua phone PX」、HTC製「HTC 10 HTV32」、シャープ製「AQUOS SERIE SHV34」、シャープ製「AQUOS U SHV35」の4機種。また、タブレットは「Qua tab PX」の1機種だ。
Qua phone PXは、auのオリジナルブランド「Qua」シリーズの最新スマートフォン。約1610万画素のカメラを搭載しており、被写体や背景を本来の色や質感で撮影できる。また、約800万画素のサブカメラで自撮りも楽しめる。Qua tab PXは、防水・防じん性能を備え、4800mAhの大容量バッテリを備えたタブレットだ。いずれも7月上旬に発売予定。
Qua端末は、スマートフォンとタブレットを同期させることで力を発揮する。たとえば、スマートフォンで見ていたサイトや写真をタブレットに転送して続きを閲覧したり、スマートフォンに届いた着信やSMSなどをタブレットに通知したりすることが可能となっている。
HTC 10は、国内で初めてハイレゾ対応のイヤホンを同梱したスマートフォン。ユーザーに合った音をカスタマイズして再生する機能も搭載する。メインカメラとサブカメラは光学式手ブレ補正機能を搭載。薄暗い場所でも明るく綺麗な写真が撮れるほか、4K動画も録画できる。急速充電「Quick Charge 3.0」に対応しているため、30分で約50%の充電ができるという。6月中旬に発売予定。
AQUOS SERIEは、ハイスピードIGZO液晶を搭載したスマートフォンで、くっきりなめらかに映像を表示する。新たに対応した動画フレーム補完技術により、ハイスピード撮影していない既存のコンテンツもなめらかに再生できるという。約2260万画素のカメラでは夜景や花火も美しく撮影することが可能だ。6月中旬に発売予定。
AQUOS Uは、IGZO液晶と省エネ設計により電池持ちを気にせずに長時間使えるスマートフォン。人工知能により、端末を持ち上げると画面を点灯させるほか、ツイスト動作で直前まで使っていたアプリに瞬時に切り替えらえる。画面が自動で流れる「スクロールオート」機能にも対応した。6月下旬に発売予定。
フィーチャーフォンはシャープ製「AQUOS K SHF33」の1機種。ユーザーから要望のあった拡大鏡や迷惑電話撃退サービスのほか、約1310万画素のカメラ撮影からのメール添付や、プリセット着信音への黒電話音の追加など、細部まで機能を進化させた。LTEケータイとして初めて、シーンに応じて携帯電話が話しかけてくる「エモパー」を搭載した。6月下旬に発売予定。
データ通信端末は、HUAWEI製「Speed Wi-Fi NEXT」の1機種。au史上最速の受信時最大370Mbpsに対応。また、簡単にWi-Fiの接続設定をしたいというユーザーの声に応え、NFCスマートフォンをルーターにかざすだけで接続設定が完了するようにした。これにより、SSIDやパスワードを入力する手間がなくなる。また、スマートフォンの専用アプリから、各種設定の確認や変更を可能にした。6月4日に発売予定。
このほか、au公式アクセサリー「au +1 collection」において、夏モデル向けのカバーやケースなど、100点以上のアクセサリーを6月上旬から順次発売する。さらに新サービスとして、日本で加入しているデータ定額プランの容量を、1日980円で海外32カ国・地域でも使える「世界データ定額」を8月から提供する予定だ。
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