PFUとSansanは5月26日、ドキュメントスキャナ「ScanSnap iX500 Sansan Edition」を同日より販売すると発表した。PFUダイレクト価格は5万5000円(税抜)。
PFUのドキュメントスキャナ「ScanSnapシリーズ」のフラッグシップモデル「iX500」と名刺管理サービス「Sansan」のスマートフォンプランをセットにしたコラボレーションモデルだ。名刺データ500枚分を管理できるストレージが付属する。
ScanSnap iX500 Sansan Editionは、中小企業や個人事業主がターゲットだ。購入すると、複数人で名刺管理サービスSansanスマートフォンプランを利用できる。Sansan Editionの特徴は、(1)社内の名刺を管理・共有(2)SansanスマートフォンアプリとiX500のダイレクト接続(3)ScanSnapの標準機能で書類の電子化──の3つだ。
Sansanは、個人向けに「Eight」、法人向けには「Sansan」としてサービスを提供している。Eightは無料から使えるが、個人で使うパーソナルなもの。Sansanは大企業向けで、アカウント数に応じて月額料金がかかるほか、端末はレンタルのみだった。
このEditionで利用できるスマートフォンプランは、月額料金なしで500枚まで名刺を管理でき、利用ユーザー数は無制限。端末は買い切り型だ。より多くの名刺を管理したい場合は、上位の名刺ストレージプランにアップグレードできる。料金は、5000枚まで対応するプランが1万円/月、1万枚まで対応するプランが1万8000円/月だ。
Sansan 代表取締役社長 寺田親弘氏は、「Sansanの既存モデルはソリューションで、営業管理やメールの配信なども含めて利用いただくモデル。簡単に使いたい場合にはその要望に応えられていない。一方のEightは完全に個人向けで、SNSの世界観を実現している。2~3名の中小企業でも、その中で情報をどう活用できるか。今回の製品はその回答になる。名刺の管理だけでなく、名刺情報を共有することで、二次活用できる。しかもきわめて手軽に簡単に安価に使える。いままでのモデルだと満たせていなかったニーズに応えられる」と説明した。
ScanSnap iX500標準機能をそのまま搭載しているため、名刺以外でもオフィス内のさまざまな書類や領収書を電子化できる。ファイル管理ソフトやOCR機能も利用可能だ。PFUでは、今後1年間で3万台の販売を予定している。
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