腕時計はデザインやストーリーが重視されるファッションアイテムなので、便利という理由だけではスマートウォッチへ移行できない。そこで以前、腕時計をスマートウォッチ化する「Trivoly」を紹介したが、スマートフォンの通知をLEDとバイブレータで知らせる機能しか備えておらず、物足りなかった。
これに対し、クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中の「LINK」は表示部を搭載しているので、普通の腕時計を本格的なスマートウォッチとして使えそうだ。
LINKは、腕時計の金属製バンドのバックル部と交換して使うスマートデバイス。Bluetoothでスマートフォンと連携し、16×40mmの曲面有機EL(OLED)画面に各種情報を表示する。幅が18mmから26mmのバンドに装着可能なので、さまざまな腕時計をスマート化できる。
OLEDディスプレイのほか、スピーカとバイブレータを搭載しており、電話の着信やメールの受信、スケジュールのアラームなど、さまざまな通知が手元で確認できる。タッチパネル操作、ジェスチャー操作、内蔵マイクへの音声入力で、連携させた機器の制御も可能。
加速度センサと光学式心拍センサを組み合わせ、フィットネス支援デバイスとしても利用できる。NFCにも対応していて、スマートロック解除などの機器制御やタッチ決済に使えるという。
Indiegogoでの目標金額は5万ドル。記事執筆時点(日本時間5月20日14時)で約1万ドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと17日ある。
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