スマートウォッチは、IT企業だけでなくスイスのTAG Heuerなどの腕時計メーカーも手がけるようになり、選択肢が増えてきた。しかし、祖父の形見の機械式腕時計を使いたいなど、腕時計はデザインやストーリーが重視されるファッションアイテムである。便利だからといって、簡単にはスマートウォッチへスイッチできない。
そこで、普通の腕時計をスマートウォッチ化するガジェット「Trivoly」を検討してはどうだろうか。現在、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中だ。
Trivolyは、厚さ3mm、直径30mmの円盤状をしたデバイス。吸着性のあるシートで腕時計の裏ぶたに貼り付けられるようになっており、デザインや装着感を損なわないという。iOS 8またはiOS 9のiPhone 5以降のデバイスと、Android 4.4以上の各種スマートフォンに対応するアプリで、お気に入りの腕時計にスマートウォッチ機能を追加できる。
LEDとバイブレータを搭載し、スマートフォンの着信やメール受信、アラームなどを通知してくれる。光の色と振動パターンは、アプリで設定可能。
スマートフォンを遠隔操作する機能を備え、腕時計の上下左右をタップして「Sonos」「Spotify」「iTunes」で再生する音楽を制御できる。離れた場所からスマートフォンのカメラのシャッターを切ることにも使える。
歩数計としても使えるので、普段の健康管理に便利だ。「Trivoly 2」という上位モデルには脈拍計の機能もあり、「Apple Health」「Google Fit」といったフィットネス機能と連携する。
一般のスマートウォッチと違って表示画面がなく、機能も限定されているためか、バッテリ駆動時間は最大4日間あるそうだ。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間12月2日まで。記事執筆時点(日本時間11月30日11時)で、すでに目標金額10万ドルを上回る約11万ドルの資金を集めている。
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