ウェアラブルデバイスの出荷台数は2016年第1四半期も増加を続けたことが、IDCの最新の調査結果で明らかになった。
IDCの調査によれば、第1四半期の総出荷台数は前年同期の1180万台から67%増加して1970万台に達したという。
ウェアラブルデバイスベンダーの首位はまたしてもFitbitで、 Xiaomi(シャオミ)、Apple、Garmin、サムスンがその後に続いてトップ5を形成している。Appleは、低価格フィットネストラッカーのラインナップを拡充したXiaomiに第2位のポジションを奪われたものの、Xiaomiの成功はその大部分が中国国内に限られている。
スマートウェアラブルとベーシックウェアラブルを別々に見ると、ランキングはやや異なってくる。スマートウェアラブルベンダーの中では、AppleがサムスンやMotorola Mobilityを抑えてトップに立った。一方、ベーシックウェアラブルの分野では、Fitbit、Xiaomi、Garminがトップ3を占めている。
IDCでモバイルデバイストラッカー担当のシニアリサーチアナリストを務めるJitesh Ubrani氏は、次のように述べている。「ベーシックウェアラブルとスマートウォッチが互いに競合していると考えるのは、近視眼的な見方だ。現時点では、どちらも市場全体の拡大にとって欠かせない存在だと思う。ユニークな機能を持ちながらも、価格とパフォーマンスにかなりの差があることが、それぞれのカテゴリの差別化につながっており、今後数年間はどちらのカテゴリにも大きな成長の余地がある」
IDCによれば、比較的小規模な企業が事業を縮小したり完全に撤退したりしているものの、全体として見ればウェアラブルデバイス市場は健全な状態だという。大規模な企業の場合、第1四半期の成長の要因となったのは、「Apple Watch Sport」などがホリデーシーズン後に値下げされたこと、そしてボディウェアやフットウェアで新しいウェアラブルテクノロジ製品が登場したことだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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