棚卸や検品などで品物を片手で効率的に数えられるカウンタアプリ「親指カウンタ」

  • メイン画面。数字が書かれた円をタップすると数字が加算もしくは減算されていく。間で「+」や「-」を押す必要はない。入力の履歴は右端に表示される

 「親指カウンタ」は、さまざまな物の数を効率的に数えられるカウンタアプリだ。片手での操作に特化しており、画面に配置された数字ボタンをタップするだけで簡単に数をカウントできるので、棚卸しや検品などで多くの品物を数える場合に威力を発揮する。

 メイン画面には数字が書かれたボタンが並んでおり、これらをタップすればその数だけカウントされる。例えば「6」を2回連続でタップすると「12」、「6」「6」「12」を連続してタップすると「24」と表示されるといった具合だ。間で「+」「-」などの演算記号を入れる必要はなく、ボタンを押した数だけカウントされる仕組みで、加算ではなく減算を行う場合はマイナスの数字が書かれたボタンをタップする。

 数字は電卓のように0から9までが並んでいるわけではなく、初期状態では「1」「6」「12」といった数が並んでいる。これはダース単位でのカウントを想定したもので、品物をひとつずつ数える場合は「1」、小箱で数える場合は「6」、大箱の場合は「12」をタップしてカウントする。これらの数字はカスタマイズできるので、数える対象に応じた梱包単位(最大6桁)を自由に登録して使用できる。

  • 画面を横方向にスワイプすると、ほかの計算画面に切り替えられる。種類が異なる品物を平行して数える場合などに便利

  • それぞれの計算結果は個別に保存できる。保存先は4つの色違いのフォルダから選べる

  • それぞれの計算結果は名前およびサムネイル画像をつけることが可能。サムネイル画像はカウントした品物や入っている段ボール、倉庫の棚などの写真を登録しておくとわかりやすいだろう

 これらの計算画面は複数を切り替えながら同時に利用できる。計算結果および履歴についても画面ごとに保存されるので、種類が異なる品物を平行して数えるのに重宝する。「6」「12」といった梱包単位も画面ごとにカスタマイズできるので、梱包単位が異なっていても問題なく対応できる。これらの計算画面には個別に名前をつけたり、写真を登録することもできるので、数えた対象をわかりやすく保存しておける。フォルダによる保存先の分類も可能だ。

 棚卸しや検品で便利に使えるよう考え抜かれた機能を備えており、それゆえ操作性は独特だが、基本的な操作に慣れ、なぜこのような機能が用意されているのか理解できるようになれば、途端に使いやすく感じるようになる。電卓に比べて圧倒的なスピードで品物をカウントできるので、検品などを主業務とする人にいちどは試してみてほしいアプリだ。

  • 入力履歴の詳細画面。日時つきで保存されるのでわかりやすい。右下のボタンを使えばそれ以前の履歴を一行にまとめることも可能

  • カウンタの初期値は「6」「12」などダース単位になっているが、任意の値(最大6桁)に書き換えることも可能だ

  • カウントした結果をメールで書き出すこともできる

>>親指カウンタのダウンロードはこちらから

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