「Firefox」ユーザーが、Mozillaの「Test Pilot」と呼ばれる新しいテストプログラムに参加し、Firefoxブラウザの新機能の開発を支援できることになった。
このプログラムではアドオンが使用される。これは各機能の担当チームに送信されるユーザーからのフィードバックや提案に基づき、今後のFirefoxリリースにどの機能を搭載し、どのような挙動にすべきかについて、Mozillaの判断を助けるものだ。
Test Pilotで現在公開されている新機能は、「Activity Stream」「Tab Center」「Universal Search」の3つだ。このプログラムは「Linux」「Mac」「Windows」版のFirefoxに対応しているが、プログラムに参加するにはFirefoxアカウントを作成する必要がある。
Mozillaの開発者は、Test Pilotを用いたテストフェーズの終了後、Firefoxに機能を組み込むか、開発を断念するか、あるいはアドオンとして開発するかどうかを判断する。なお、テストする機能にバグが含まれていて、ブラウザの安定的な動作が損なわれる可能性があるため、Test Pilotのユーザーは、いつでも新機能をオンオフできる。
Test Pilotで公開中のActivity Streamは、最近の閲覧履歴へのアクセスを容易にすることを目指した機能で、Mozillaのおすすめサイトも表示される。
さらに「Spotlight」セクションの下にある「Top Activity」には、過去72時間のブックマークと閲覧履歴が時系列でわかりやすく表示される。
Tab Centerは、タブを従来のようにブラウザの上部に水平に配置するのではなく、画面の端に垂直に並べられるようにするアドオンだ。
Universal Searchは時間の節約を意図した機能で、「Awesome」バーと呼ばれるURLバーに推奨サイトのリストがドロップダウンメニューで表示される。
Mozillaによれば、Test Pilotでは今のところ英語版でしか利用できないが、2016年中にさらに多くの言語を追加する計画だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」