科学・技術・工学・数学(STEM)教育の重要性が認識されており、遊びも工夫して楽しもうという発想から、子ども用3Dプリンタ「Rever」が開発されるなどした。さらに、物作りという視点から、STEM教育にアートを加えたSTEAM教育も提唱されている。
今回紹介するのは、このSTEAM教育を意識した子ども向け3Dプリンタ「MiniToy」だ。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
MiniToyは、子ども自身が操作して玩具などを作ることのできる3Dプリンタ。子どもに興味を持ってもらうため、複雑な機構を隠し、カラフルでポップな、MiniToy自体が玩具に見えるようなデザインを採用した。
見た目は玩具だが、性能は本格的だ。ポリ乳酸(PLA)樹脂フィラメントで成形し、0.15mmから0.3mmの幅で積層していく。最大で170×130×140mmの物が作れる。
使い方も簡単。好きな色のフィラメントをセットし、PCやiPad、iPhoneのアプリで作りたい形を選び、プリントを指示するだけだ。
安全面も考慮しており、加熱したノズルや可動部に触れて火傷やけがをしないようになっているという。成形に使うフィラメントも、有害物質を含まないため安全で、環境にも優しいそうだ。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間6月25日まで。目標金額の5万ドルに対し、記事執筆時点(日本時間5月11日15時)で約1万9000ドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと44日ある。
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