クラウドファンディングサービスで支援が集まりやすい科学・技術・工学・数学(STEM)教材だが、「Kickstarter」で人気になっているキャンペーン「BRIXO」を見つけた。LEGOブロックと互換性があり、センサやモータを組み合わせた電気回路を簡単に作って遊べる。
BRIXOは、センサの入った「トリガーブロック」、電流が流れると反応する「アクションブロック」、両ブロックを電気的につなぐ「コネクタブロック」を使い、何らかの動きをプログラミングなしで実現できる。トリガーブロックにはBluetooth通信機能を備えた電源モジュールもあり、スマートフォンやさまざまなデバイスと無線接続できるようになっている。
トリガーブロックは、内蔵センサがスイッチの働きをするモジュール。センサの種類に応じて、音や光、ほかのBRIXOブロックが近づいたときにだけ電流を通すといったことができる。Bluetooth対応モジュールは、スマートフォンのアプリから制御できる。
アクションブロックは、電流が流れるとLEDを光らせるか、モータを回すことができるモジュール。LEGOで用意されている歯車やタイヤ、プーリーなどの部品と組み合わせることで、さまざまな動きを与えられる。
このトリガーブロックとアクションブロックをコネクタブロックでつなぐことで、光や音に反応して動く一種のロボットが手軽に作れる。さらに、Bluetooth経由でホームオートメーションシステムと接続したり、モノのインターネット(IoT)デバイスのように使ったりすると、より高度な機能を持ったシステムの構築が可能だ。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間5月12日まで。記事執筆時点(日本時間4月26日12時)でキャンペーン期間は15日残っているが、すでに目標金額5万ドルの8倍を超える約42万ドルの資金を集めている。
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