ヤフーは5月11日、エイベックス・ライヴ・クリエイティヴと、チケット販売サービスに関する合弁会社「パスレボ」を設立すると発表した。両社が運営するオンラインチケット情報サービス「Yahoo!チケット」の運営をパスレボに移管し、サービスの強化を図る。
チケット販売と聞くと、チケットフリマサービス「チケットキャンプ」の動きが活発だが、ヤフー側では競合としては見ていないようだ。むしろ、安全なチケット再販プラットフォームの確立やマーケットの拡大に注力し、連携していきたいとしている。
新会社では、ヤフーの持つメディア機能を活用したチケット販売のプロモーションを強化。「ヤフオク!」とYahoo!チケットの連携も強めていく。チケットは、音楽イベントのほかに、スポーツ、演劇、テーマパーク、各種イベントなど幅広く取り扱う予定だ。
また、興行側が公式にチケットを再販できるようにするサービスも計画しており、年内での提供を目指すとしている。まずはエイベックスグループが運営するライブやイベントなどで展開し、他の興行側にも広げていく予定だ。
新会社の資本金は、4億9000万円(資本準備金4億9000万円)。株主構成は、ヤフーが51.0%、エイベックス・ライヴ・クリエイティヴが49.0%。設立日は5月16日を予定している。代表取締役社長には、エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ代表取締役副社長の林寿朗氏、代表取締役副社長には、ヤフー執行役員ヤフオク!カンパニー長の梅村雄士氏が就く。
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