スマートフォンネイティブが見ている世界

リア充自慢で“SNS疲れ”する10代--解消するための3カ条 - (page 2)

SNSでの反応数は友達数とイコールではない

 中学3年男子B之介は、フォロワー数が気になって仕方がない。同じ部活にフォロワーが一桁多い後輩がおり、つい気になって見てしまうのだ。いくらツイートしても後輩の方がリツイートが一桁多く、イライラしてしまう。

 一般的にSNSではフォロワーが多かったり、「いいね!」やリツイート、シェアなどの反応が多い方が良いとされる。他人の数が見えてしまうため、つい比較してしまうというわけだ。いくら頑張っても上には上がいるため、どれだけ増えてもなかなか満足できないことにつながってしまう。

 高校2年女子C子は、最近彼氏ができてイライラが増えた。彼氏の昔のツイートをすべて遡って読んだところ、同級生と付き合っていたことが分かってしまった。おまけに時々Twitter上で会話しているのでイライラが募るという。「彼氏のLINEが既読にならないので心配になってTwitterを見ると、友達と楽しそうに会話していたりする。イライラするし傷つく」。

 前述のA菜は、「自分が呼ばれていない会を(SNS上で)見つけると、仲がいいと思っていたのは自分だけかもと思って傷つく」と言っていた。他にも、「誕生日のお祝いコメントが友達にはついたのに自分にはつかなかったことで傷ついた」と言っていた子もいる。

 SNSではさまざまなことが可視化されてしまう。知らなければ問題にならなかったはずのことまで見えてしまい、トラブルにつながっている。しかし、実際には考えすぎだったり、大して意味がなかったりすることが多い。SNSでの交流は親しさとイコールではないし、SNSでの友達数や反応数の多さが友達の多さを表すわけではないことは知っておくべきだろう。

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