モーターやギア、タイヤなどを組み合わせて組み立てられるロボットは、STEM教育に最適だ。しかし、ロボットをプログラムで思い通り操るのはなかなか難しい。そこで、“ハンドパワー”で操縦できるロボット「Ziro」をSTEM入門に活用してはどうだろう。現在Indiegogoで支援募集中。
Ziroは、モーターを内蔵するモジュールを自分で用意したケースや部品に取り付け、移動したり何らかの動作をしたりするロボットを工夫して組み立てるキット。モジュールは付属の手袋と無線通信するため、結果的にロボットが手の動きに従う。
手の動きは7種類あり、それぞれを管理用のスマートフォンアプリで個別のモジュールに割り当てる。これにより、手を動かすことで思い通りにロボットが動く。
Indiegogoでの目標金額は3万ドル。記事執筆時点(日本時間5月3日18時)でキャンペーン期間は1カ月残っているが、すでに目標を上回る約4万3000ドルの資金を集めている。
最後に紹介するのは、芝生の庭を大切にする米国らしい水やりロボット「Growver」だ。ロボット掃除機「Roomba(ルンバ)」の芝生用と説明すれば分かりやすいだろうか。現在Kickstarterで支援募集中。
芝生に水をやる場合、ホースだと手間も時間がかかる。スプリンクラーで散水すると余計なところに水がかかったりして無駄も多い。これに対し、Growverはガイド用ワイヤーの範囲内を自走して水をまいてくれる。さらに、水を検知するセンサも備え、乾いているところを探して散水する。そのため、水を無駄にせず、効率よく水がやれる。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間5月12日まで。目標金額の10万ドルに対し、記事執筆時点(日本時間5月3日18時)で集まった資金はまだ約4200ドル。キャンペーン期間はあと8日ある。
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