米連邦捜査局(FBI)は米国時間4月27日に声明を発表し、テロ事件の容疑者の「iPhone」をハッキングした方法について、Obama政権による調査のために提出できるほど十分な情報を把握していないと主張した。FBIは、第三者の協力の下にこのiPhoneのロックを解除していた。ここで言う調査とは「Vulnerabilities Equities Process」(VEP)と呼ばれるもので、ロック解除方法をAppleや一般に公開すべきかどうかを判断する手続きだ。
「FBIは、この手法に関する情報をVEPに提出することはできないとの判断に至っている」とFBIの広報担当者は声明の中で述べている。「任意の脆弱性に関して、意味のある精査ができるほど十分な技術情報をわれわれは持ち合わせていない」
FBIは、130万ドル以上の金額を費やして、カリフォルニア州サンバーナーディーノで起きた銃乱射事件の実行犯であるSyed Farook容疑者が所有していたiPhoneのロックを解除したが、報道によれば、有益な情報は見つかっていないという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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