米最高裁判所は、グーグルの書籍全文検索サービス「Google Books」に著作権を侵害されたと主張する作家団体からの申し立てを退けた。
ニューヨークに拠点を置く業界団体である米作家協会(The Authors Guild)と複数の作家は、初めて提訴した2005年からGoogle Booksと争ってきた。2013年には、米巡回裁判所の判事が、このサービスはフェアユースに当たるとして訴えを棄却した。
2015年10月には、米連邦第2巡回区控訴裁判所が2013年の判決を支持した。判事らは、書籍全体を閲覧できるわけではなく、従って元の書籍の合理的な代替物には当たらないと指摘した。
The Authors GuildのMary Rasenberger氏は声明の中で、「この短期的な公益の代償として、米国文化の将来の活力が失われるだろう」と述べた。
Googleは次のようにコメントした。「当社は、Google Booksが革新的で著作権法に沿っているとの結論を下した第2巡回区控訴裁の決定に対し、これを支持するとした裁判所の判断に感謝している。この製品は、書籍を探して購入する新たな方法を人々に提供すると同時に、著者の利益にも資することで、デジタル時代の目録カードのように機能する」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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