Microsoftは米国時間4月13日、オープンソースの開発フレームワーク「React Native」に、同社の「Universal Windows Platform」(UWP)に対するサポートを追加すると発表した。
React Nativeは、Facebookによって生み出された、ユーザーインターフェースの構築を目的としたJavaScriptのコードライブラリで、2015年にオープンソース化されている。このフレームワークは、「iOS」や「Android」といった複数のプラットフォーム上で稼働するモバイルネイティブなアプリを開発できるようにするためのものだ。とは言うものの、コードを1度記述すれば、どのプラットフォーム上でも動作するというフレームワークではなく、各プラットフォーム固有の独自機能に焦点を当てている。
Microsoftは13日の発表において、React Nativeアプリの対象が、PCやモバイル機器、「Xbox One」「HoloLens」を含む「Windows 10」搭載機器に拡大されると説明している。
Facebookの開発者向けカンファレンス「F8 Facebook Developer Conference」におけるMicrosoftとFacebookの発表について説明しているMicrosoftのブログ投稿によると、「またWindowsアプリの開発者は、React Nativeのコンポーネントを既存のUWPアプリに組み込んだり、React Nativeが提供している開発ツールやプログラミングパラダイムを活用する機会を手にできるようにもなる」という。
またMicrosoftは、React Nativeアプリの開発を支援するために、ツールやサービスをオープンソースとして提供していく計画だ。同社は既に「Visual Studio Code」向けのReact Nativeエクステンションを提供している。
さらにMicrosoftは、「本日の発表やリリースは第一弾にすぎない。今回のリリースは、スタンドアロンのGitHubリポジトリにおける初期プラットフォームサポートを提供するものだ。われわれは今後、機能を追加するとともに、われわれの実装とオリジナルのプロジェクトが整合性を持つようにもしていく」とも述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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