Facebookの最高経営責任者(CEO)Mark Zuckerberg氏にとって、同氏の今年最大のスピーチにおいて、政治は製品発表と同様に重要だったようだ。Zuckerberg氏は米国時間4月12日、「F8」開発者会議の開幕にあたり、人々を隔てる壁を構築するといった声を一蹴した。これは、共和党大統領候補のトップを走るTrump氏に向けられたあからさまな攻撃だ。Trump氏は、自身が大統領に選出されれば、メキシコとの国境に壁を建設すると述べている。
Zuckerberg氏は壇上で、「壁を建設するとか、よそ者のレッテルを貼って人々を遠ざけようと呼びかける恐ろしい声を耳にしている」と語った。「世界が内向きになり始めたら、われわれのコミュニティーは人々をつなげるためにさらに頑張るしかない」(Zuckerberg氏)
Trump氏は以前、Zuckerberg氏をやり玉に挙げ、FacebookのCEOである同氏が自身の公益団体「Fwd.us」を通じて、より開かれた移民政策を推進する動きを、米国の労働者にとって好ましくない動きだと評していた。Zuckerberg氏は12日、人々をつなぐというFacebookの大きなミッションについて述べ、反論した。
同氏は、「われわれは壁を建設するのではなく、人々が橋を架けるよう支援することができる」と語った。「人々を分断するのではなく、人々をつなぐ手助けができる」(Zuckerberg氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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