「Android」スマートフォンを操作する必要があるのに、両手が使えない場合はどうするか。Googleの新しい音声認識機能「Voice Access」が力になれる。
現時点ではまだベータ版だが、このVoice Accessを使うと、ユーザーの声で画面上を移動したり、別の画面へ移動したり、アプリを開いたりできる。特定のコマンド、たとえば「Open Chrome(「Chrome」を開く)」「Go Home(ホームに移動)」などを声に出して、実行させることも可能だ。Voice Accessはまた、画面上のアイコンや他のオブジェクトの隣に数字を表示するので、ユーザーはアイテムに関連付けられた数字を言うと、それにアクセスできる。
スマートフォンは人々のコミュニケーション、情報検索、生活の管理を手助けする重要な役割を担っており、そうした仕事を簡単なタップ操作だけでこなしてくれる。しかし、障害を抱える人々は時として、われわれの役に立つ技術から閉め出されているように感じるかもしれない。
Voice Accessは、障害によって手を使えない人や、画面がはっきり見えない人にも、スマートフォンを使いやすいものにするGoogleの取り組みの一環だ。Appleの「iPhone」には、画面上でタップしたものを読み上げる「VoiceOver」という技術が搭載されており、視覚障害者の役に立つオプションとなっている。
Googleは米国時間4月11日のブログ投稿で、「われわれは先日、Voice Accessのベータ版を公開した。これは、まひ、震え、一時的なけがなどの理由でタッチスクリーンの操作に困難になっている人が、声でAndroidデバイスを操作できるようにするアプリだ」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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