英紙Daily Mailが現地時間4月11日、米Yahooの買収について投資家らとの協議に入ったことを明らかにしたとThe Wall Street Journal(WSJ)が報じた。
多数のメディアや技術企業が、Yahooの中核的なウェブ事業(あるいは少なくともその一部)の買収を検討中であると報じられており、Daily Mailもそうした企業に加わる。Yahooの中核事業には、電子メールやウェブサイト、オンライン広告技術などがある。
Yahooは買収を検討する企業らに買収案を提示するよう求めており、提出期限を米国時間4月18日としている。
Yahooはこれまでに、Verizon、IAC/InterActiveCorp、CBS(米CNETの親会社)らと協議したと、事情を知る人物の話としてWSJは報じている。Googleも買収提案を検討しているとBloombergが7日に報じた。VerizonはYahooが保有するYahoo Japanの株式も購入する可能性があり、最も有力な候補であると見られている。
Daily Mailは、2つの選択肢のうちのどちらを選択するかを検討中だと、WSJは事情を知る複数の情報筋の話として報じている。1つは、提携するプライベートエクイティ投資会社がYahooの米国事業全体を買収し、Daily MailはYahooのニュースとメディア事業の経営権を獲得するというもの。2つめは、提携するプライベートエクイティ投資会社がYahooを買収し、そのニュースとメディア事業をDaily Mailのウェブ事業と統合して新企業を設立し、その新企業をDaily Mailが運営するというものだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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