腕時計を多機能にして汎用性を持たせようとすると、サーフェイスはどうしてもデジタル表示になってしまう。しかし、時刻を知るという時計本来の機能に絞れば、文字盤と針を使うアナログ表示の方が直感的に読み取りやすくて便利だ。それに、アナログデザインの美しさも捨てがたい。
同じことをサイクリストも考えるようで、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」に速度などの情報をアナログ表示するサイクルコンピュータ「OMATA One」が登場した。
OMATA Oneは、飛行機の計器やクロノグラフのようなデザインのサイクルコンピュータ。レトロな外観であるが、GPS機能を搭載しており、複数の針で限られた情報を表示する。表示情報は、速度、走行距離、高度差、時刻、走行時間だけで、それぞれ別の針で示されるので一目で確認できる。
そのほかのさまざまなデータは内蔵メモリに保存され、USB接続したPCで読み出せる。データは、サイクルコンピュータアプリ「Strava」で利用可能。こうして集めたデータは、トレーニングの成果を確認したり、レースなどで山岳王(King of Mountain:KOM)を決めたりするのに役立つ。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間5月5日まで。記事執筆時点(日本時間4月11日11時)でキャンペーン期間は24日残っているが、すでに目標金額15万ドルを上回る約17万ドルの資金を集めている。
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