VAIOは4月8日、BEAMSとのコラボレーションによる特別仕様の「VAIO Z」とPCケースを発表した。4月28日9時からソニーストアで販売を開始する。実機の展示も、ビームスジャパンやソニーストアで同日より開始する。
2015年2月に発表したVAIO Zに続く第二弾のコラボレーション企画だ。前回は特別仕様モデルとして数量限定で販売したが、「約80分で完売した」(VAIO 商品プロデューサーの伊藤好文氏)という人気ぶりだった。今回は受注生産とし、5月31日まで受け付ける。
料金は、CPUやCTOの選択によって異なるが、通常カラーの選択+1万2000円(税別)で、21万1800円~(税別)となっている。
今回のデザインコンセプトは「Monotone Crazy」。モノトーンパターンを施したもので、見る人の解釈次第で違和感にも特別感にもなるデザインという。VAIO Zのフリップモデルをベースに、ブラックとシルバーのツートンカラーで構成し、ヒンジ部にBEAMSのロゴが入れた。さらに“ユーザーのみが知る遊び心”としてディスプレイ裏の隠れたところにVAIO×BEAMSのレーザー刻印を施しているのがポイントだ。
通常、デザインの考え方としては、黒など重たさを感じる色を下にし、軽やかさを感じる薄い色を上に持ってくるのが常識だという。ところが、今回のVAIO Zは天板の黒が上になっており、「ぶっちゃけ、VAIOの人に頭がおかしいのではないかと言われた。見る人によっては違和感になるが、われわれとしては、天板が黒が上は最初から決めていたこと。素通りして二度見するような感じを出したかった」とビームス 第一事業本部 ビームスI部 バイヤーの古屋雄一氏は笑う。
「試作を見たときにあまりにも筐体がきれいだったので、洗練されていていじりようがないなというのが第一印象。VAIOのすごみを残しながら、使っている人にだけちょっと、カジュアルな気持ちになってもらえれば」と語った。
なお、BEAMS特別仕様モデルでは、VAIO口ゴのダイヤカット部分を鮮やかに染色した「勝色ダブルアルマイト」は選択できない。
特設のウェブサイトでは、ビームスオリジナルのスクリーンセイバーを公開している。誰でもウェブサイトからダウンロードできる。
コラボレーションバッグ「VAIO×BEAMS Icon Design PCケース」は11インチ用(市場想定価格:1万1000円)と13インチ用がラインアップ(同:1万3000円)する。数量限定で、ビームスジャパンとビームスオンラインショップ、ソニーストアで販売する。
BEAMSとVAIOのコーポレートカラーを使ったデザインで、オレンジと勝色のツートンカラーだ。13インチモデルには、ツートンカラーの切り替え部分にアクセサリポケットが付く。
タフなバッグブランドとして定評のある「BRIEFING」のデザイナーで、セルツリミテッドの小雀氏に依頼。両社のコーポレートカラーは既存の生地には存在しない色のため、生地の色調合から一貫して制作したという。
色にはこだわりがあり、「色調合で何カ月もかかってしまい、幸か不幸かタイミングがVAIOの第2弾と合ってしまった。まさか1年もかかると思っていなかった」(古屋氏)と明かす。
日々使うPCは、カバンから取り出すことから擦れが気になるが、「アウトドア用のバッグのクオリティなので、簡単に破れることはない」という。なお、撥水については、ナイロンにコーティングしているので水がしみていく感じはないが、撥水加工ではなくいため防水はうたえないとしている。
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