準備時間がしっかり確保されている講演会などと違い、訪問先で顧客にプレゼンする場合は到着してすぐに始める必要がある。その際、顧客が用意してくれていた機材と自分のデバイスをうまく接続できないと、無駄に時間を消費してしまい、プレゼンの印象が悪くなる。
そんな事態を避けるため、スマートフォンやPCと無線LAN(Wi-Fi)接続し、プレゼン用映像をHDMIまたはVGAに出力できる小型デバイス「WeKast」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
WeKastは、Wi-Fi(IEEE802.11bgn)接続したデバイスの映像をHDMI(メス)またはVGA(メス)ポート経由でディスプレイやプロジェクタへ出力できるスティック型デバイス。手のひらサイズで簡単に持ち運べて、面倒な設定なしで接続可能なため、客先でのプレゼンに最適だ。
WeKastがWi-Fiルータとして機能するため、インターネット回線やローカルWi-Fi回線は必要ない。ディスプレイと映像ケーブルさえあれば、WeKastとプレゼン用のPCやスマートフォン、タブレットだけで済む。
投影するスライドや文書、ビデオ、写真は、WeKastアプリで制御する。プレゼン用ファイルをスマートフォンに入れて用意しておくと、部屋の中を自由に歩きながらページを進めたり、ビデオを再生したりといった操作が可能。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間5月11日まで。目標金額の5万ドルに対し、記事執筆時点(日本時間3月23日14時)で集めた資金はまだ約4700ドル。キャンペーン期間はあと48日ある。
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