Microsoftは米国時間3月14日、「Skype」クレジットまたはサブスクリプションを用いて、「Skype for Web」から携帯電話または固定電話に国際電話を直接かける機能が追加されたことを明らかにした。
Skype for Webにアクセスするには、「Skype.com」または「web.skype.com」からサインインして接続する。Skype for Webはまだベータ版だが、事前にSkypeアプリをダウンロードしなくても、カンファレンスに参加したり、インスタントメッセージを送信したりできるというものだ。
またMicrosoftは、ビデオリンクを通じてSkype for Webから「YouTube」動画を直接視聴する機能も追加した。そのほか、Skype上にいない人を会話に加えられる機能や、ユーザーがSkype for Webにサインインしていれば、別のタブやアプリを表示していても通知を受け取れる機能が新たに導入された。
Microsoftは先週、PSTN(公衆交換電話網)会議を利用できる地域に17カ国を追加した。これによりPSTN会議が使える国は合計32カ国となった。2016年6月末までに、利用可能な地域は100カ国近くに達する見込みだと同社は述べている。
また4月には新しい「Cloud Connector Edition of Skype for Business Server」も登場する。このエディションでは、最適化された設定済みの仮想マシンイメージを用いて、既存の電話回線および番号と「Office 365」を接続することが可能だ。
そのほかMicrosoftは複数の電話会議機器ベンダーとともに、開発コード名「Project Rigel」という新イニシアティブを発表した。これはMicrosoftの「Surface Hub」に搭載予定の「Skype Meeting」体験を(それが提供開始となりしだい)、ディスプレイやプロジェクタを備えたすべての会議室に提供しようというものだ。Project Rigelにより、2016年後半には「Windows 10」デバイスを使って「Skype for Business」のオンライン会議をコントロールしたり、ユーザーを遠隔接続したりできるようになるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス