Googleの元最高経営責任者(CEO)で現在はAlphabetの会長を務めるEric Schmidt氏が、米国防総省(DoD)が新設する「Defense Innovation Advisory Board」の委員長に就任する。同委員会は、同省による最新技術の活用を支援する。
米国防長官のAsh Carter氏が米国時間3月2日、シリコンバレーで計画を発表した。同委員会は、大規模な民間または公的組織を適切に統括した経験を持つ、最大12名の委員で構成される予定だという。
委員は、Carter氏とSchmidt氏が選定する。同委員会は軍事活動や戦略には関与しない。
「委員会の任務は、将来の組織的および文化的課題に対処するための革新的かつ適応性のある手段について、独立した助言を同省責任者に提供することである。これには代替技術の提示や、プロジェクト管理プロセスおよびアプローチの効率化の促進も含まれる。すべての活動の目的は、DoDが抱える問題に対する迅速な解決策を特定することにある」と声明には記されている。
Alphabetは2015年2月に、「暴力的過激主義への対策からオンライン検閲の阻止、デジタル攻撃に伴う脅威の軽減に至る、最も困難な地政学的課題に取り組む」ことをミッションに掲げ、世界的な課題に取り組む「Jigsaw」という部門を設立している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」