Googleがテスト走行している自動運転車が、2月にカリフォルニア州で公共バスと接触した。カリフォルニア州の車両管理局(DMV)の文書によると、これはGoogleの車両が引き起こした初めての事故とみられる。
自動運転車は時速2マイル(約3.2km)、バスは時速15マイル(約24km)で走行中だったとAssociated Pressは報じている。負傷者はなく、DMVに提出された報告書は責任の所在について明言していない。
自動運転車はマウンテンビューのGoogleキャンパス近くを走行中、路上に置かれた土嚢を避けようとしたとGoogleは説明している。運転席に座って自動走行を見守っていた「ドライバー」は、バスが道を譲ると考えたという。
Googleは、米国時間2月29日付けでReutersに寄せた声明で次のように述べている。「われわれは明らかに責任の一端を負っている。われわれの車両が動かなければ衝突することもなかったからだ。しかしテストドライバーはバスがスピードを落とすか停車して車線に合流させてくれると考えており、またそうするだけの十分なスペースがあった」(Google)
Googleはすでにソフトウェアを改良している。「今後われわれの車両は、バス(およびその他の大型車両)が他の車両と比べて進路を譲ってくれる確率が低いことをより深く理解するだろう。今後はこうした状況をよりスムーズに処理したい」(Google)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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