米司法省は、サンバーナーディーノ銃撃事件に関連する「iPhone」のロックをAppleに解除させるかをめぐる論争において、同社より多くの支持を集めているようだ。
Pew Research Centerが実施した調査によると、回答者の50%以上は、銃撃事件を起こしたSyed Farook容疑者が使用していた「iPhone 5C」にある情報を米連邦捜査局(FBI)が入手できるようAppleは協力すべきと考えているという。一方、米国人1000人以上を対象とした同調査において、38%がAppleはFBIを支援すべきでない、11%が分からないと回答。Pewはこの結果を米国時間2月22日に公開した。
スマートフォン所有者で見た場合、50%がAppleは同iPhoneのロック解除でFBIに協力すべきと回答し、41%が同社は協力すべきでないと回答している。
この調査は、米CNETが実施した調査と逆の結果となっており、同調査では、1万5000人の調査対象者のうち、およそ5分の4がAppleによる支援拒否を支持していた。
Pewによる調査で明らかになった他のこととしては、iPhoneユーザーの47%がAppleはFBIに協力すべき、43%がセキュリティ上の懸念を理由にAppleは協力すべきでないと回答していることがある。また、75%がこの論争についてなんらかのことを聞いたことがあると回答している。
FBIはこの調査結果に関するコメントを拒否している。Appleも米CNETによるコメントの求めにただちに応じていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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