MicrosoftとCyanogenは既存のパートナーシップを拡大し、携帯電話メーカーやサービスプロバイダーがシステムに組み込める新たな改変アプリの提供を開始する。
米国時間2月22日、「Mobile World Congress」(MWC)において発表されたCyanogenの新しい「MOD」プラットフォームは、「Skype」「Cortana」「Hyperlapse」「OneNote」「Truecaller」など、Microsoftの改変アプリを多数提供する。この新しいMODプラットフォームは3月、「Cyanogen OS 13.0」以降を搭載したデバイスを対象にリリース予定だ。
Microsoftと「Android」OSを手がけるCyanogenは2015年4月に提携を発表し、Microsoftのアプリとサービスを「Cyanogen OS」に統合する意向を明らかにしていた。
CyanogenのMODプラットフォームを通じて、Microsoftのような開発者はCyanogen OS内にあるコアプラットフォームのプログラミングインターフェースを利用可能になる。また、ユーザーは各種の改変アプリをインストールできる。例えば、Skypeの改変アプリを直接ダイヤラーにインストールして、VolP通話機能を追加することが可能だ。
Cyanogenの「MOD Ready」プログラムを介してOEMやモバイルネットワーク事業者に提供される新たな改変アプリは、Skypeのほかにも、安定した「一人称視点動画」の撮影を可能にするMicrosoftのHyperlapseの改変アプリ、ダイヤラー、ブラウザ、Eメール、カレンダーにメモ機能を加えるOneNoteの改変アプリ、スパムIDを表示してブロックするTruecallerの改変アプリ、ロック画面にSNSの投稿を表示する改変アプリ、および音声コマンドによる自撮りなどの操作が行えるCortanaの改変アプリなどがあると、Cyanogenは述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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