ソニーが新しいワイヤレスイヤホン「Xperia Ear」を発表した。耳に装着するボイスコントロールパーソナルアシスタントとして使用できるものだ。
ソニーは、スマートフォンやタブレットの枠を超え、新しい音声制御ウェアラブル機器や端末を家庭向けに提供しようとしている。また、新しい「X」シリーズスマートフォン3機種も発表している。
Xperia Earはソニーの最新ウェアラブル機器で、「Android」搭載スマートフォンと連携するパーソナルアシスタントとして機能する。音声コマンドで、通話の発信、ウェブ検索、メッセージの読み上げ、道順の確認などを行うことができる。
このシリコン製イヤフォンは、NFCまたはBluetoothでAndroid搭載スマートフォンと接続し、アプリと連動して動作する。
ソニーによると、Xperia Earのバッテリ持続時間は推定3.5時間。充電ケースが付属しており、それによってさらに12時間使用可能だという。Xperia Earは2016年中に発売予定。
ソニーの新しいXシリーズのスマートフォンは、「Xperia X」「Xperia X Performance」「Xperia XA」の3機種である。ソニーによると最大の特長は、Qnovoのバッテリ制御技術とソニーのバッテリソフトウェアによって、Xperia Xに搭載されているバッテリの容量はわずか2620mAhであるにもかかわらず、最大2日間バッテリが持続可能になることだという。
5インチのフルHDディスプレイを搭載するXperia Xは、23メガピクセル(MP)のメインカメラと13MPの背面カメラ、指紋センサ、3GバイトのRAM、そして32Gバイトの内蔵ストレージを装備する。
Xperia XとXperia X Performanceの最大の違いは、Xperia XにはQualcommの「Snapdragon 650」プロセッサが搭載されているのに対し、Xperia X Performanceにはハイエンドな「Snapdragon 820」プロセッサが搭載されていることだ。どちらの端末も「Android Marshmallow」を搭載して出荷される予定だ。
Xperia XとXperia XAは、ホワイト、ブラック、ライムゴールドローズゴールドの4色で提供される。
ソニーはXperia Earのほか、「Xperia Eye」を発表した。360度レンズ搭載の小さなカメラで、顔と音声を検知して撮影を行うシャッター機能を備えている。
またソニーは家庭用機器として、「Xperia Projector」を発表した。音声、タッチ、ジェスチャ制御のプロジェクタで、壁などのクリアな面にコンテンツを投影できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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