Facebook傘下のInstagramが2要素認証を導入することになった。同社が米ZDNetの取材に対して認めた。このところ、Instagramユーザー4億人分のアカウントは、ハッカーにとって盗み出す対象として魅力的な存在になってきている。
この2要素認証は現在テスト段階で、Instagramは同モバイル版アプリに対し、段階的に提供していく計画だ。
Instagramによると、この2要素認証ツールによって電話番号による確認が可能になり、万が一、第三者が他人の電子メールやパスワードを使ってログインを試みても、そのユーザーに送信される認証コードも入力しなければならないという。この認証コードは、ユーザーが自分のアカウントにアクセスする際に入力する必要がある。
今回のニュースは、最初にTechCrunchが伝えた。
類似の2要素認証はGoogle、Microsoft Azure、Facebook、Snapchatなど多くの企業やプラットフォームで提供されている。2要素認証は、ハッカーによる電子メールとパスワードを使ったログインを防ぐことから、今や業界標準となっている。こうした電子メールやパスワードはフィッシング詐欺で得られる可能性がある。
今回の2要素認証機能のリリースに先立ち、Instagramは2月に入り、複数アカウントの切り替え機能をリリースしていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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