Appleは米国時間2月8日、「Apple TV」用OSである「tvOS 9.2」の3回目となるベータ版をサードパーティー開発者向けにリリースした。同ベータにはディクテーション機能などが含まれる。既に最新ベータ版の動作を確認したブログサイトMacRumorsによると、ユーザーはリモコンでユーザー名やパスワードなどの語句を1文字ずつ入力する代わりに、話しかけるだけでApple TVを操作できるという。
ディクテーション機能を有効にすると、デジタルアシスタント「Siri」のボタンを長押しすることで、音声によって文字を検索バーに入力できるようになるという。ユーザーが話しかけると、サウンドメーターが画面に表示され、音声が聞きとれているか確認することができると、MacRumorsは伝えている。
Apple TVは既に「Siri」に対応している。Siriは2015年9月、最新のApple TVがリリースされた際に追加された。ただし現時点でSiriが使えるのは、天気予報やスポーツの試合結果を尋ねたり、特定のアプリを開いたり、「Netflix」や「Hulu」上のテレビ番組や映画を探したりといった、一部の機能に限られている。音声のディクテーションは、Apple TV上でのSiriの有用性を広げるものだ。
同ベータ版には音声ディクテーションのほかにも、新機能がいくつか加えられている。Bluetoothキーボードを使ってApple TVに接続できるようになったほか、Siriに話しかけて「App Store」で検索できるようになった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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