何カ月も前からPCメーカーとの提携をほのめかしてきたOculusが「Oculus Ready PC」プログラムの具体的なパートナーとシステムを発表した。同プログラムに参加する最初のゲーミングデスクトップメーカーはASUSとDellで、後者の対応製品にはDellブランドと「Alienware」ブランドのシステムが含まれる。
Oculusは米国時間2月9日、公式ウェブサイトに掲載した更新情報の中で、「今日は嬉しいお知らせがある。ASUSとAlienware、Dellから最初のOculus Ready PCが登場することが決まった。これらのPCは過酷なテストを耐え抜き、驚異的な『Oculus Rift』体験を提供できるとOculusから認証を受けた製品だ。嬉しいニュースはほかにもある。米国太平洋標準時間2月16日午前8時より、Best BuyとAmazon、『Microsoft Store』で、Oculus Ready PCとRiftのバンドル製品の先行予約受付が開始される。期間限定で、開始価格は1499米ドルだ」と話している。
これらのバンドル製品は、Oculus Ready PCとOculus Riftヘッドセットを別々に購入する場合より100〜200ドル安い(現在、Rift単体の米国での販売価格は599ドル)。さらに、これらの先行予約分のバンドル製品には、「Xbox 360」のコントローラ、初期のゲームタイトル2作品(「Valkyrie」と「Lucky's Tail」)など、単体のRiftヘッドセットに同梱の付属品も含まれる。
これらのゲーミングデスクトップは単体で注文することも可能だ。実は、多くのゲーミングデスクトップは、Riftが発表した最低システム要件を十分に満たしている。この要件には、最近のIntel「Core i5」、またはそれより高性能のプロセッサ、「NVIDIA GTX 970」または「AMD 290」デスクトップグラフィックスカードが含まれる。デスクトップグラフィックスカードが要件に含まれるので、ほぼすべてのゲーミングノートPCはいくら高性能でも除外されることに注意してほしい。Origin PCの「EON17-SLX」など、デスクトップGPUを搭載するごく少数のノートPCは、最低システム要件を満たすはずだ。Oculusは、あらゆる「Windows」PCをテストできる互換性確認アプリをダウンロード公開している。
OculusがOculus Ready PCプログラム対象製品として宣伝しているPCには、ASUSの「ROG G20」と「G11」、「Alienware Area-51」と「Alienware X51」、Dellのデスクトップタワー「XPS 8900 SE」(Dellブランドの製品はこれのみ)が含まれる。現時点で最も低価格のバンドルは、1599ドルのDell XPS 8900と1499ドルのASUS G11で、いずれもOculus Riftヘッドセットを含む。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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