Oculusは、同社Kickstarterキャンペーンの早期支援者らを対象に、仮想現実(VR)ヘッドセットを無料配布する。
Oculusは米国時間1月5日、大きな成功を収めた同社のクラウドファンディングキャンペーンを早期に支援した人を対象に「Oculus Rift」を無料で提供すると述べた。同社はその前日、多大な期待を集める同VRヘッドセットの予約注文受付を6日に開始すると述べていた。
Oculusの共同創設者らは5日、支援者らに宛てた書簡で「Oculusの早期支援者の1人として、この革命の実現に貢献してくれた」と述べた。「その支援に対するわれわれの感謝の小さなしるしとして、Rift開発キットに出資したすべてのKickstarter支援者に『Kickstarter Edition Oculus Rift』を無料で提供する」(Oculusの共同創設者ら)
これらの支援者らに提供されるヘッドセットは特別な「Kickstarter Edition」で、最初に出荷されるものの1つになると広報担当者は述べた。
2012年の「Oculus Rift Kickstarter」キャンペーンに参加した1万人近い早期支援者らにとって、今回の無料ヘッドセット提供は朗報だ。VRの特にゲームにおける可能性を認識した熱心な支援者らによるRift開発キットに対する出資総額は240万ドルを超え、同プロジェクトの25万ドルという当初の目標をわずか数時間で上回った。
Kickstarterは、プロジェクトのクリエーターが早期支援者を対象に、その支援に対する特典を提供することは珍しくないと述べた。
「Kickstarter出資者は、そのプロジェクトをいち早く導入し、最初にその可能性を信じ、最も熱心に支援する人々である場合が多い」と、Kickstarterは米CNET宛ての声明で述べた。「期待を上回る行為によって、クリエーターが熱意と寛容あふれるその精神に報いることはまれではない」(Kickstarter)
このヘッドセットを受け取るには、早期支援者はKickstarterから受け取るアンケートを2月1日までに提出する必要がある。
Oculusは、3月までに出荷予定のRiftの価格をまだ明らかにしていない。同社幹部らは2015年5月、1000ドル以下のPCとの同梱で総額1500ドル程度になると述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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