KDDI研究所は2月2日、米国Fleksyとともに、文字入力アプリ「Fleksy」の日本語版をiOS向けに公開した。iOS 8.0以上のiPhone、iPad、iPod touchに対応しており、NTTドコモやソフトバンクの端末でも利用できる。同社では、1月21日にAndroidアプリを公開していた。
Fleksyは、スマートフォンでの文字の誤入力を、簡単に自動補正できるキーボードアプリ。「た、な、は」の列を左から右にスワイプするだけで変換してくれる。フリック時の指の位置や、スワイプの方向を解析して、最も近い言葉に変換する。これにより、文字を打ち間違えても正確な単語に変換できるため、高速な文字入力が可能になるとしている。
KDDI研究所は、米Fleksyが従来実装していた「QWERTY キーボード」に加えて、日本語独自の入力方式である「フリック入力」に対応。また、KDDI研究所の文字入力や自然言語解析の技術を活用して、日本語入力に対応したジェスチャー操作UIと、誤入力自動補正機能を搭載した。
ただし、iOS版を利用するには、初回に少々複雑な設定が必要になる。Fleksyアプリを起動してインストールを選ぶと、iOSのキーボード設定画面に遷移するため、そこで「新しいキーボードを追加」からFleksyを選択。この時点では日本語化されていないため、再びFleksyアプリを立ちあげて、画面右上の「More」アイコンをタップ。「Language」から日本語を選ぶとダウンロードされるので、日本語にチェックを入れる。さらに、日本語の欄にある「QWERTY」の項目をタップして「Flick」を選ぶことでフリック入力を使えるようになる。
なお、iOSアプリならではの機能として、画面右上の「More」からキーボードサイズを選ぶこともできる。サイズを「Large」に変更することで、より打ち間違えを減らすことができそうだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」