ここまで、LINEの設定で外からのアクセスや傍受を防ぐ方法を解説した。しかし、自分がLINEを使っているときにふと覗かれたことで情報が漏れてしまう危険はある。ビジネス上、やりとりしていることを周囲に知られたくない相手がいる場合は、「友だち」の一覧からアカウントを「非表示」にしておくとよい。「友だち」の表示名を変更することもできるが、相手のプロフィール画面を表示すると相手が設定している名前も表示されるため、「非表示」がおすすめだ。
なお、非表示にしたアカウントは、「設定」>「友だち」の「非表示リスト」に残ってしまう。非表示リストからも削除することもできるが「友だち」から外れてしまうため、再追加が必要となる。しかし、相手からトークがくると、トークルームから「友だち」に追加できるので、苦はないだろう。
また、トークルームは「非表示」ではなく、毎回「削除」するとよい。非表示では、相手からトークが来るとトークルームが復活してしまうからだ。そして、その「友だち」のタイムラインも非表示にしておくと、「友だち」になっていることが知られにくくなる。LINEの通話履歴もひとつずつ消せるので、通話が終わったら消しておこう。こうした「非表示」や「削除」の操作は、その項目をスライド、または長押しで行える。
なお、テキストや画像を保存できる「Keep」機能だが、Keepへの登録を行ったトークルームを消しても、登録したデータは保存されている。不要なデータはkeepの一覧から消しておこう。
ここまでセキュリティを守る設定を紹介してきたが、スマートフォン本体にパスワードをかけ、さらにLINEにパスコードをかけ、通知をオフにし……となると、セキュリティは高まるが不便になることには違いない。ケースバイケースで設定を変更し、柔軟に対応できるようにしておくことが大切だ。
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