この冬は暖冬だと油断していたら、急に冷え込んできた。週末には、数十年に一度いう猛烈な寒波の到来が予想されている。寒い朝は、暖かい布団から抜け出して起床するまでは一苦労……と、ここまで書いて、以前紹介したフロアマット式アラーム時計「Ruggie」の記事と似通った文章であることに気付いた。
Ruggieの場合、ベッドから下りてRuggieの上にしっかりと立たないと鳴り止まないので、布団から抜け出す必要がある。しかし、一度アラームを止めれば、ベッドへ戻ってもRuggieには気付かれないので、Ruggieをだまして二度寝できてしまう。
そこで、そんな弱点を持たない目覚ましシステム「Spritely」を紹介する。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
Spritelyは、Ruggieと逆の発想で二度寝を阻止するデバイス。Ruggieがベッドから降りたことを検知するのに対し、Spritelyはベッドに入っていることを検知する。つまり、ベッドにいる限りアラームを止められないため、確実に起きられる。
通常の設定だとBluetooth連携させたスマートフォンでアラームを鳴らすのだが、スマートフォンの電源が何らかの理由で切れていると、Spritelyが内蔵ブザーを鳴らす。また、ベッドのマットレスの下に入れるセンサとSpritely本体が外れても警告音が鳴るので、トラブルで寝坊することはないだろう。
ただし、Spritelyは厳しいママと違って寝坊助を布団から引きずり出すわけではない。センサが眠りの状態をチェックし、目覚めやすいタイミングでアラームを鳴らしてくれるので、すっきりと起床できるという。さらに、質の良い睡眠が取れているかどうか、スマートフォンのアプリでチェック可能だ。
アラームはアプリで好きな音を選べるほか、「Soundcloud」や「Spotify」の音楽ライブラリも再生できる。
Indiegogoでの目標金額は10万ドル。記事執筆時点(日本時間1月22日12時)で集まった資金はまだ3000ドル弱。キャンペーン期間はあと38日残っている。
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