目覚まし時計「Wake」は、天井に設置して、その下で寝ているユーザーだけに目覚まし音と光を届けて起こすが、周囲の人の眠りを妨げないことを可能にする。
「Wake」は、ユーザーだけが目覚まし音を聞こえるようにするため、パラメトリックスピーカを搭載する。パラメトリックスピーカは、超音波を使うことで非常に強い指向性を持ち、特定の場所でのみ音が聞こえるようにすることが可能だ。そのため、ユーザーの周囲に寝ている人までも起こしてしまうのを防ぐ。
Wakeは、目覚まし音を徐々に大きく鳴らす一方で、搭載する白色LEDをゆっくりと点灯させながら光をユーザーにだけ照射し、自然な目覚めへと導く。ユーザーが寝返りをうって居場所を変えた場合でも、体温センサで把握した位置に本体を向け、目覚まし音と光がユーザーだけに届くようにする。Wakeの体温センサにはカメラを使用していないため、プライバシー上の心配は不要だという。
起床時間は、専用のモバイルアプリを使って設定する。ユーザーは、同じベッドに2人で寝ている場合、自分だけに目覚まし音と光が向くよう、ベッドのどちら側で寝ているかを同アプリで指定する。Wakeは、同じベッドに寝ている2人までをサポートするので、それぞれ異なる起床時間を設定することが可能だ。同アプリは「iOS」と「Android」に対応している。
WakeはKickstaterで資金を集めており、5月30日までに10万ドルを集めることを目標としている。本稿執筆時点で14万ドル以上を集めている。
(編集部注:Wakeの「e」の正式表記は「e」の上にアクセント記号が付きます。機種依存文字のためアルファベットの「e」を使用しています)
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