毎日忙しくて「時間がない」という問題がある。いつでもそれを課題に感じている人がいる。その課題を解決できた人がいても、次々に、その課題を抱えた人が現れる。だからこそ、よりシンプルなやり方や考え方で、課題を解決する方法が望まれる。本書は時間がない状態をいかに解消して、「人にジャマされない、自分だけの3時間」を手に入れるか、その方法を教えてくれる。
一挙に「あれもこれも」ではなく、できそうなことから少しずつ始めて、時間を作れる仕事の仕方を習慣化していく、というスタンスだ。そのためには、ツールなどを取り入れるよりも先に、仕事のやり方や時間の使い方に対する考え方を変えていく必要がある。当然といえば当然なのだが、おそらく、多くの人がここで挫折して、なかなか改善できないのではないか。しかし本書では、「無理なく習慣化できる」ことをモットーにした、「4週間プログラム」で取り組めるようにしている。
人は期限がある方が頑張れる。4週間は長すぎず短すぎず、それでいて振り返ってみれば「変われた」と実感できる絶妙な長さだ。4週間プログラムの内容は、1日の過ごし方そのものを変えていくことだったり、仕事の能率を少しずつ上げていくことだったりと、1つ1つは、取り組みやすく、やり方のちょっとした変更なのだが、小さなことの積み重ねこそが重要だ。
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