サンディスクは1月18日ポータブルSSDとして3製品を2月より順次発売すると発表した。カメラユーザーやクリエイター、世界最高速度のハイエンドを求める人に向けたもの。ポータブルSSDは、HDDよりも転送速度が速く、耐久性に優れる上、薄型でコンパクトなのも特徴の一つだ。
ラインアップは「サンディスク エクストリーム 500/510/900」の3つ。エクストリーム 500と510は、写真家やガジェット好きのコンシューマーをメインターゲットにした製品で、カメラバッグに取り付けられるつや消しのメタルリングが付いた薄型のデザインを特徴とする。手のひらサイズで、耐久性の高いゴム製のバンパーで耐久性を高めている。
エクストリーム 500は120Gバイトと240Gバイト、480Gバイトの3種類が用意されている。120Gバイトと240Gバイトモデルの最大読み込み速度は415Mバイト/秒、最大書き込み速度は340Mバイト/秒だ。エクストリーム 500/510ともに、480Gバイトモデルは最大読み込み速度は430Mバイト/秒、最大書き込み速度は400Mバイト/秒となっている。エクストリーム 510は防滴防塵 IP55に対応する。
外付けHDDと比べ、最大4倍の高速化ができ、高画質の写真や動画の保存やバックアップにも最適だとしている。いずれも重さは40g、幅74.0mm×高さ74.0mm×奥行き11.0mmのコンパクトで軽量な製品だ。
市場想定価格(税抜)は、エクストリーム 500の120Gバイトが1万5000円、240Gバイトが2万円、480Gバイトが3万5000円で、発売時期は2月。510は480Gバイトのみで3万8000円、発売時期は4月。
エクストリーム 900は、プロの写真家や映像作家らをメインターゲットとした製品で、最大850Mバイト/秒の超高速転送が可能だ。ポータブルHDDの最大9倍の速度を実現する。USB 3.1 Type-CとType-Aケーブルが同梱される。
最大転送速度を発揮するには、USB3.1 Gen2が必要で、対応OSはWindows 10、Windows 8.1、Windows 8、Mac OS 10.6以上。
市場想定価格(税抜)は、480Gバイトが4万5000円、960Gバイトが7万5000円、1.92Tバイトが12万円で、発売時期は4月。サイズは幅130mm×高さ88mm×奥行17mmだ。重さは164g。
なお、SSDでは「高速化」と「高耐久化」を実現するために、ユーザーからは見えない予備領域として、「オーバープロビジョニング領域」が設けられている。
たとえば、120Gバイト、240GバイトのSSDであれば、実際には128Gバイト、256Gバイトのメモリが搭載されているが、その一部がオーバープロビジョニング領域となっているため、ユーザーが使える領域は切りの良い領域になっている。
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