製品開発にあたっては、SanDiskがフォトグラファーを中心に使用感などをヒヤリングする「エクストリーム・チーム」を構成。日本でも中井精也氏、前川貴行氏、海野和男氏らが参加しており、感想を寄せたほか、モータースポーツフォトグラファーの熱田護氏が登壇した。
カメラマンの中でも写真を多く撮影する人と、そうでない人がいるが、熱田氏は多い方だと自負する。F1で4日撮影すると、少ないときで350Gバイト、多いと450Gバイト程度になるという。
エクストリーム 500を使用した印象について、「これまで、Thunderboltで接続したポータブルHDDでは、大容量になればなるほど(転送時間は生活に)響いてくる。夜のご飯にありつけるのか、寝る時間が減るかどうか。切実な思いがある。このエクストリーム 500は、従来の半分以下の時間で済んだ。写真をたくさん撮るカメラマンにとって大きな武器になるし、体的にも助かる」と絶賛した。
サンディスク SSD/USB担当 プロダクトマーケティングディレクターのフィリップ・ウィリアムス氏は、外付けストレージの市場について、2015年は約5500万台規模だと説明する。2015年の外付けSSD市場規模は27万6000台で、前年より約136%増加しているという。2018年までには外付けSSD市場の規模は350万台に拡大すると予測した。
サンディスクの強みについて、日本製NANDであること、高い品質管理と市場に早期投入できるイノベーション、フラッシュメモリの開発、生産、販売までの一貫体制できる「垂直統合」にあるという。
業界のFLASHメモリの約40%をサンディスクと東芝の合弁会社で生産しており、2016年に3D NANDを使用した製品を販売予定。まずは大容量のリムーバブルプロダクトで使用した後、クライアントSSDや組み込みソリューション、エンタープライズ向けSSDソリューションに採用する予定だ。
2015年10月、Western DigitalがSanDiskを190億ドルで買収すると発表。ストレージ市場で最大規模の合併になると話題になった。この影響について問われると、「関係、最終的に契約が締結していないのでその点に関してはコメントを差し控えたい」とした。
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