Intelは米国時間1月14日、2015年第4四半期(2015年12月26日締め)および通年の決算を発表した。
2015年第4四半期の純利益は36億ドル(1株あたり77セント)だった。
非GAAPベースの1株あたり利益は74セント、売上高は149億ドルだった。
ウォール街は1株あたり利益63セント、売上高148億ドルと予想していた。
Intelの最高財務責任者(CFO)を務めるStacy Smith氏は、同社が「データセンター事業とモノのインターネット(Internet of Things:IoT)事業で記録的な売上高」を達成し、それが予想を上回る決算に寄与したことを別に用意された声明で強調した。
データセンター部門は第4四半期、前年同期比5%増となる43億ドルの売上高を記録した。IoT部門はそれを少し上回る6%の前年同期比成長率を達成し、6億2500万ドルの売上高を記録した。
一方、ソフトウェアの売上高は前年同期比3%減の5億4300万ドルだった。
クライアントコンピューティンググループの決算は悲喜こもごもで、売上高は前年同期比1%減、前期比3%増の88億ドルだった。
クライアントコンピューティンググループの前年同期比の数字は、少し示唆的である。なぜなら、デスクトップとノートPC、タブレットの出荷台数がすべて減少したにもかかわらず、販売価格は一様に1桁台後半〜10台半ばの増加率を記録したからだ。
とはいえ、Intelのハードウェア事業は好調を維持している。同社は、11月時点で14ナノメートル製品がクライアントコンピューティンググループの出荷台数の50%以上を占めたことを強調し、第6世代「Core」プロセッサ(開発コード名「Skylake」)への「関心が高まっている」ことをアピールした。
Intelの2015年通年の決算は、売上高が554億ドル、1株あたり利益が2.33ドルだった。
2016年第1四半期について、ウォール街は非GAAPベースの1株あたり利益50セント、売上高138億5000万ドルと予想している。
Intelは第1四半期の見通しについて、売上高が141億ドル(プラスマイナス5億ドル)と予想した。2016年通年については、売上高が「1桁台半ば〜後半」の増加率を記録すると予想している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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