さて、ハンドソープで洗えることばかりが話題のDIGNO rafreだが、それ以外にも特徴がある。小さい傷ならば自然回復する「クラッチヒーリング塗装」や、画面表面は強化ガラスの「Dragontrail X」を採用するなど、耐久性を上げるための装備が施されている。
そして性能も十分。プロセッサはミドルクラスとされるSnapdragon 410を搭載するが、サクサク度は高く、使っていて不満に思うところはなかった。また、メーカーである京セラの場合、メーカーによる独自チューニングは国内ブランドでは控え目なので、NEXUSシリーズなど標準的なAndroidに近いスマートフォンから乗り換えたとしても違和感は少ない。
auブランドであるため、auの各種サービスを使うためにプリインストールアプリはたくさん入っているが、あまり苦に思わないのも、全体的な操作に癖がないためだと思う。
なお、3000mAという大きめのバッテリを搭載しているとおり、長時間稼働もDIGNO rafreの特徴。バッテリ利用時間をわかりやすくするため、残りの電池残量でどれだけ利用できるかを表示するウィジェットがプリセットされ、デフォルトで表示している。
満充電では丸1日以上の数値を表示しており、いつでも残り時間を確認できることから便利だ。
DIGNO rafreをひとことで言えば、安心して使い続けられるスマートフォンと言える。ハンドソープで洗って清潔に保てるだけでなく、傷にも強い画面やボディを採用、きれいな状態で使い続ける要素が揃っているといえよう。
また、性能の面でも快適に活用できるスペックを持っている。性能のクラス分けをすればミドルクラスになってしまうものの、変な癖もなく仕上げられており、誰でも快適に使えるだろう。
携帯電話の価格や販売方法について変化が訪れ、ひと昔前のように頻繁に買い替えが難しくなりそうな今、DIGNO rafreは長期間にわたってキレイに使い続けられそうな機種として注目したいスマートフォンだ。
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