「Windows 10」、PCおよび「IoT Core」向けのアップデートがリリース--「Build 10586.63」に

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2016年01月13日 12時22分

UPDATE  数日前「Windows Insiders」登録ユーザー向けに「Windows 10 Mobile」の最新版マイナーアップデートをリリースしたばかりのMicrosoftだが、このほどPC版「Windows 10」と「Windows 10 IoT Core」ユーザー向けに、同じビルド番号のアップデートをリリースした。

 Microsoftは米国時間1月11日、Windows 10 IoT Coreを「Build 10586.63」にアップデートした。また12日には、「Windows Insiders」プログラムに登録していないWindows 10ユーザーを対象に、新しい累積アップデートの提供を開始した。こちらもBuild 10586.63に指定されている。

 各ビルドの番号はいずれも10586.63であり、Windows 10の「November Update」(どちらも「Windows 10 Version 1511」として知られ、簡潔に「10586」とも呼ばれる)に対するアップデートになっているが、内容はそれぞれ異なる。

 Windows 10 IoT Core端末には、10586.63アップデートが自動的にダウンロードされる。Microsoftの短いブログ記事によると、これにより、IoT Coreのセキュアシェル(SSH)に新たな改良が加えられるとともに、「Windows Device Portal」の機能が強化されるという。12日のアップデートは、2015年末にIoT Core向けにリリースされたNovember Update(ビルド10586またはVersion 1511)に続くものだ。

 PCおよびタブレット向けに提供されたWindows 10を使用するユーザーには、10586.63はWindows 10 Version 1511に対する累積アップデートとして指定される。このアップデート(「KB3124263」としても提供される)には、Windowsと「Internet Explorer(IE)」に関するセキュリティアップデートがいくつか含まれており、これらは、Microsoftが2016年1月12日の定例パッチで公開したアップデートの一部として含まれている。

 Windows Insiderプログラムに参加していないWindows 10 Mobileユーザーは、筆者の知る限りでは、10586.63アップデートの提供をまだ受けていないようだ。一方、同じく筆者の知る「Windows Phone」ユーザーの中で同プログラムに参加している人には、1月8日に10586.63が提供された。Microsoftは、このアップデート版の内容についてほとんど説明していないが、Redditの投稿者でMicrosoft関係者を名乗る人物が、同ビルドに含まれる新機能としてマイナーだが具体的なアップデートをいくつか挙げている。

 今回のアップデートによって、重要かどうかはともかく12日から、すべてではないが多数のWindows 10デバイス上で、同一ビルド番号(10586.63)のWindows 10が実行できるようになった。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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