Facebookの最高経営責任者(CEO)Mark Zuckerberg氏は米国時間1月3日、家庭と仕事で自身を手助けする人工知能(AI)アシスタントを開発することを2016年の個人的な挑戦としてFacebookへの投稿で示した。
「映画『アイアンマン』のJ.A.R.V.I.S.のような存在だ」と、Zuckerberg氏はMarvelのヒット映画に登場するAI執事を例に挙げた。
Zuckerberg氏は、まず既存の技術を強化し、それから自身の声を理解して照明、室温、音楽といった家庭内の機能を操作するスキルなどを習得させる計画だと述べている。Zuckerberg氏がこれまでに注目している製品の1つに、Amazonのインターネット接続ワイヤレススピーカ「Echo」がある。Echoはデジタルパーソナルアシスタントの「Alexa」を搭載する。Zuckerberg氏は生まれたばかりの長女Maxちゃんの世話で手が離せない時に、これを使って音楽を操作できると述べている。
同氏はそこからさらに野心的なタスクにも挑戦する計画だ。
「友人が玄関ベルを鳴らしたら、顔を確認して中に迎え入れる。そばにいない時に、Maxの部屋で何か確認を要することが起こっていたら知らせる。そのようなことを習得させたい。また仕事の面では、データを仮想現実で視覚化することを通じて、より良いサービスを構築し、組織をより効果的に率いる手助けをしてくれるだろう」とZuckerberg氏は記している。
Zuckerberg氏が、個人的な成長のための課題を課すのはこれが初めてではない。これまでに同氏は、標準中国語の習得、毎月2冊の読書、毎日初めての人と会うことといった目標を掲げてきた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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