Facebookでは、まだピザは注文できないが、配車を予約することはできる。
同社は米国時間12月16日、Uberと提携し、「Messenger」アプリからUberの配車サービスを利用できるようになったと発表した。
友人から待ち合わせ場所などの住所をMessengerで受け取ったときなどに、住所をタップすると「Request a Ride」(配車をリクエスト)というボックスが表示される。また、アプリ内の自動車ボタンをタップして配車を予約することもできる。
Messengerアプリの中ですべての操作を実行できると両社は述べた。新規ユーザーも、MessengerでUberに登録できるという。初回利用時は最大20ドルまで無料だと、Uberは述べた。
FacebookはMessengerで、インスタントメッセージ以外のサービスも提供しようとしている。中国のWeChatなどの競合企業は、決済、ショッピング、ゲームなどの機能を統合して、自社のメッセンジャーアプリをインターネットの強力なハブへと拡張している。
7億人ものユーザーがMessengerサービスを月1回以上利用しているが、Facebookはそのユーザー数をさらに拡大しようと、Giphyなどのエンターテインメントアプリから決済企業Squareにいたるまでのさまざまなアプリメーカーと提携してサービスの機能を拡張し、ユーザーに同社サービスを繰り返し使い続けてもらおうとしている。同社は、Appleの「Siri」や「Google Now」といった競合サービスに対抗するコンシェルジュサービス「M」などの新機能も用意している。
一方Uberは、同社サービスが簡単にアクセスされるよう、提携先を広げようとしている。
Messengerは現時点でUberにしか対応していないが、The Wall Street Journalによると、Facebookは別の配車サービス企業であるLyftとも、サービスの組み込みに向けて協議中だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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