サムスン電子は市場の変化に対応して、2016年のスマートフォン出荷台数を12%以上削減する計画だと報じられている。
The Korea Timesはサムスンの複数の韓国パートナー企業関係者らの話として、この動きは必ずしも同社の端末事業の再編成を示しているわけではないと報じている。さらに、年間出荷台数を一部調整することが、同社による世界市場シェアの維持につながるとしている。
この記事によると、年間出荷台数を12%削減した場合、サムスンは4億2000万~4億3000万台を生産することになるという。この動きは「市場環境の変化」に対応したものだと情報筋らが述べたと、この記事は伝えている。
IDCによる2015年第3四半期の調査結果によると、サムスンの出荷台数は前年同期比6.1%増の8450万台で、世界スマートフォン市場の23.8%を占めたという。同社は、13.5%のシェアを占めたAppleと7.5%のHuawei(ファーウェイ)を抑えて首位を維持した。
IDCは、「Galaxy S6 edge」と「Galaxy Note 5」を発売して高性能スマートフォンに力を入れる戦略をとったことが、サムスンの同四半期販売台数の増加につながったとしている。「Galaxy Core」「Galaxy Grand Prime」「Galaxy J-Series」など200ドル未満で販売されている同社製品も、複数の主要新興市場でかなりの出荷台数を達成した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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